「初めての卵、いつから?どうやって?ちゃんと食べてくれるかな?」
1章:離乳食 卵 進め方【基礎知識】~いつから?卵黄・卵白?アレルギーは?~
1-1.離乳食に卵はいつから?始めるタイミングと注意点
卵は栄養満点で、離乳食にぜひ取り入れたい食材です。
卵を始めるのに気になるのがアレルギー…
この時期の赤ちゃんは、母乳やミルクだけでは栄養が足りなくなってくるので、離乳食で色々な栄養を補う必要があります。
卵は、タンパク質やビタミン、ミネラルなど、赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素を豊富に含んでいます。
卵はアレルギーを起こしやすい食材の一つなので、初めてあげる時は、必ず少量から始め、赤ちゃんの様子を注意深く観察しましょう。
1-2.卵黄と卵白、どっちから?進め方の違いとそれぞれの役割
卵黄には、赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素である鉄分やビタミンAが豊富に含まれています。
卵白はアレルギーの原因となる成分が多く含まれているため、卵黄に慣れてから与えるようにしましょう。
卵黄は、固ゆでにしてから裏ごししたり、つぶしたりして、なめらかなペースト状にして与えます。
最初はほんの少し、耳かき1さじ程度から始め、徐々に量を増やしていきます。
卵白は、卵黄に慣れてから、固ゆでにして細かく刻んだり、すりおろしたりして与えます。
こちらも最初は少量から始め、様子を見ながら少しずつ量を増やしていきましょう。
1-3.卵アレルギーって怖い?症状と対策、病院を受診する目安
卵アレルギーの症状
じんましん、湿疹、かゆみ、嘔吐、下痢、呼吸困難や意識障害といった重篤な症状が出ることもあります。
万が一、アレルギー反応が出た場合でも、すぐに病院を受診できるよう、初めて卵をあげる時は、平日の午前中など、病院が開いている時間帯にしましょう。
アレルギーが心配な場合は、事前にかかりつけ医に相談しておくのもおすすめです。
アレルギーの検査や、離乳食の進め方についてアドバイスをもらえます。
2章:離乳食 卵 進め方【完全ガイド】~初期・中期・後期・完了期まで徹底解説~
2-1.離乳食初期(5~6ヶ月)の卵の進め方:卵黄デビュー!
卵黄には、赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素がたくさん含まれています。
鉄分やビタミンAは、母乳やミルクだけでは十分に摂取できないため、離乳食で補う必要があります。
離乳食初期の卵黄の進め方
日数 | 卵黄の量 |
---|---|
1日目 | 耳かき1さじ |
2日目 | 耳かき2さじ |
3日目 | 耳かき3さじ |
4日目以降 | 赤ちゃんの様子を見ながら徐々に増やす |
お粥やスープに混ぜたり、野菜と一緒にあげたりするのも良いですね🌟
2-2.離乳食中期(7~8ヶ月)の卵の進め方:卵白デビュー!
卵白は、卵黄よりもアレルギーを起こしやすいので、慎重に進めることが大切です。
最初は、固ゆで卵の卵白を細かく刻んだり、すりおろしたりして、ほんの少しだけ与えます。
卵白も卵黄と同様に、赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ量を増やしていきましょう。
全卵の量は、最初は1/4個程度から始め、徐々に1/3個、1/2個と増やしていきましょう。
2-3.離乳食後期(9~11ヶ月)~完了期(1歳~)の卵の進め方:全卵に挑戦!
卵焼き、スクランブルエッグ、オムレツ、茶碗蒸しなど、色々な卵料理にチャレンジ!
卵は加熱することでアレルギーを起こしにくくなるので、必ずしっかり火を通してから与えてください!
3章:離乳食 卵 進め方【月齢別レシピ】~離乳食初期から完了期までおすすめレシピ集~
3-1.【離乳食初期】卵黄を使った簡単レシピ3選
離乳食初期の赤ちゃんは、まだまだ食べることに慣れていないので、卵黄もシンプルな調理法で始めましょう。
3-1-1. 卵黄ペースト
固ゆで卵の卵黄をすりつぶし、少量の湯冷ましでのばすだけで完成☆
3-1-2. 卵黄と野菜のポタージュ
かぼちゃやにんじんなど、甘みのある野菜を使うのがおすすめ☆
3-1-3. 卵黄と豆腐のあんかけ
豆腐はタンパク質が豊富で、卵黄との相性も抜群☆
3-2.【離乳食中期】卵黄・卵白を使ったアレンジレシピ3選
離乳食中期になると、卵黄だけでなく卵白も食べられるようになります。
3-2-1. 卵と野菜の混ぜご飯
野菜は、ほうれん草やにんじんなど、彩りの良いものを選ぶのがおすすめ☆
3-2-2. 卵豆腐
だし汁や野菜を加えてアレンジしても美味しくいただけます☆
3-2-3. 卵と野菜のミルク煮
牛乳の代わりに豆乳を使っても美味しく作れます☆
3-3.【離乳食後期~完了期】全卵を使ったバリエーション豊かなレシピ3選
離乳食後期から完了期にかけては、全卵を使った色々な料理にチャレンジできます!
3-3-1. ふわふわ卵焼き
だし汁や砂糖を少し加えて、優しい甘さに仕上げるのがおすすめ☆
3-3-2. 卵と野菜のケークサレ
野菜は、パプリカやコーンなど、彩りの良いものを選ぶのがおすすめ☆
3-3-3. オムライス
チキンライスは薄味に仕上げ、ケチャップは控えめにするのがポイント☆
4章:離乳食 卵 進め方【アレルギー対策】~初めての卵でも安心!~
4-1.卵アレルギーの症状と原因:正しい知識で安全に進めよう
万が一、赤ちゃんが卵アレルギーだった場合、適切な対応ができるように、卵アレルギーの症状と原因について正しい知識を身につけておきましょう。
卵アレルギーは、卵に含まれる特定のタンパク質に対して体が過剰に反応することで起こります。
主な原因物質は卵白に含まれるオボアルブミンですが、卵黄にもオボムコイドなどのアレルゲンが含まれています。
アレルギー反応は、食べてすぐに現れる即時型と、数時間~数日後に現れる遅延型があります。
卵アレルギーの主な症状
- 皮膚症状: 湿疹、じんましん、かゆみ、赤みなど
- 消化器症状: 嘔吐、下痢、腹痛など
- 呼吸器症状: せき、くしゃみ、呼吸困難、ゼーゼーという喘鳴など
- その他: 目のかゆみ、充血、唇や舌の腫れ、アナフィラキシーショック(呼吸困難、意識障害などを伴う重篤なアレルギー反応)
4-2.卵アレルギーの検査と診断:専門医に相談するタイミング
血液検査➡血液中の卵に対するIgE抗体の量を測定し、アレルギーの有無や程度を調べる
皮膚 prickテスト➡少量の卵アレルゲンを皮膚に刺し、反応を見てアレルギーの有無を判断する
※これらの検査は、生後6ヶ月頃から可能です。
検査結果が陰性でも絶対にアレルギーが起こらないとは限りません。
検査結果が陽性でも、実際に卵を食べて症状が出ない子もいます。
4-3.アレルギーっ子ママも安心!卵アレルギーでも食べられる代替レシピ
卵の代替食材
- 豆腐: 全卵の代わりに使える万能食材。ハンバーグや卵焼きなど、様々な料理に活用できます。
- 高野豆腐: 水で戻して細かく刻めば、ひき肉のような食感に。卵の代わりにミートソースやオムレツなどに使えます。
- バナナ: 完熟バナナをつぶせば、パンケーキやマフィンの生地に卵の代わりとして使えます。
- 片栗粉: 卵の代わりに、とろみ付けや揚げ物の衣に使えます。
卵を使わないレシピ例
- 豆腐ハンバーグ: ひき肉、豆腐、パン粉などを混ぜて焼けば、ふっくらジューシーなハンバーグが作れます。
- 高野豆腐のミートソース: 水で戻した高野豆腐を細かく刻み、ひき肉と一緒に煮込めば、食べ応えのあるミートソースになります。
- バナナパンケーキ: 完熟バナナをつぶし、小麦粉、牛乳などを混ぜて焼けば、もちもちのパンケーキが作れます。
5章:離乳食 卵 進め方【Q&A】~先輩ママの疑問を解決!~
5-1.卵は1日にどれくらいあげてもいいの?
「卵は栄養満点だから、たくさんあげたい!」と思うかもしれませんが、1日にあげる卵の量には注意が必要!
卵は消化に時間がかかる食材なので、一度にたくさんあげると、赤ちゃんのお腹に負担がかかってしまうことがあります。また、卵アレルギーのリスクを減らすためにも、最初は少量から始め、徐々に量を増やしていくことが大切
離乳食初期~中期は、卵黄を1個まで、後期~完了期は全卵を1個までを目安にしましょう。
5-2.卵の調理法は?ゆで卵以外のおすすめは?
5-2-1. スクランブルエッグ
全卵をボウルに割りほぐし、少量の水や牛乳を加えて混ぜます。
フライパンに油をひき、弱火で加熱しながらゆっくりかき混ぜれば、ふわふわのスクランブルエッグが出来上がり。
5-2-2. 茶碗蒸し
卵、だし汁、鶏肉、野菜などを混ぜて蒸した茶碗蒸しは、栄養満点で優しい味わい。
離乳食後期以降の赤ちゃんにぴったりです。
具材を細かく刻むことで、食べやすくなります。
5-2-3. スフレオムレツ
卵白を泡立てて作るスフレオムレツは、ふわふわの食感が魅力!
5-2-4. 卵スープ
卵を溶きほぐし、野菜や豆腐などと一緒に煮込めば、栄養満点の卵スープになります。
離乳食初期から全卵1個分まで量を増やしていきましょう。
ゆで卵なら軽く潰したり、かきたまスープにしたりと、食べやすくなるように工夫するのがポイントです。
5-3.卵を食べない場合はどうすればいい?
無理強いする必要はありませんが、卵は栄養価が高いので、食べてもらえるように工夫しましょう💕
ゆで卵が苦手な場合は、スクランブルエッグやオムレツなど、他の調理法を試してみましょう。
味付けを変えてみるのも一つの方法!
だし汁や野菜の旨味を活かした薄味にしたり、好きな食材と組み合わせてみましょう☆
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